「吉田の日々赤裸々。2」感想戦とレビューリンク集(2/20 リンク追加)

2018年2月18日日曜日

吉田直樹P/D

サイン会で会いに行ったゲーム業界の人というと、今まで2人しかいなかったりします。

ひとりは、「逆転裁判」シリーズの生みの親である巧舟さん。
そしてもうひとりが、「ファイナルファンタジーXIV」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹さん(以下、吉田P/D)なのです。




「吉田の日々赤裸々。2」発売記念サイン会 新宿編レポート

先日行われたコラム単行本の発売記念サイン会のレポートを、ブログ記事として先に上げた理由は2つで、

・先に上げておかないと公式(ファミ通さん)のレポートが先に上がっちゃうだろうから早く出そうと考えた
・そもそも本を読み終わったのがサイン会当日の朝だったので、そもそも感想の校正をまとめていなかった

という2点。
最近ほんと、本を読む速度が遅くなったなぁと感じたのですが、連載分で読んでいたつもりが結構読み落としをしていることにも気づいたので、それはそれでいいか、と思ったりもしたのでした。

というわけで、重版が決まったらしい(サイン会中のオポネ菊池さん情報)「吉田の日々赤裸々。2」の感想を私なりの視点で書きたいと思います。
あ、でも、読書感想文とか苦手だし、深いところまでの考察はあるひゃさんが殆ど書いてくれていて共感も持っているところが多いので、なんとか、別の視点から切り出して話を書いてみようと思います。
たぶん、まとまりはないと思いますが…。(汗)

(追記)
公式のサイン会レポート出てました。
重版決定!! 『吉田の日々赤裸々。2』出版記念サイン会 東京会場リポート

他の人が書いたレビューリンク

まず、自分が書きはじめる前に、念のため、読書感想文を書いている人がいるか、ざっと探してみました。

「吉田の日々赤裸々。2」は管理職になってしまった全ての開発エンジニアに読んで欲しい一冊だ (のほほん旅日記
ブックレビュー「吉田の日々赤裸々。2」 (てぃこんち
「言葉」の話。一撃確殺SS日記
FF14ブログはじめました+吉田の日々赤裸々。2 感想 (FF14-好きなものを好きなだけ好きと叫びたい2/20追加

ふむ、たしかに少ない…のかな?
感情移入していいるところが似てる気がするのは、FF14のプレイヤーが読書感想文として書いてるからかな、とも思ったので、私はわりとどうでもいい(?)ところから感想を書き始めようかな、と思います。

本を書いて最初に確認したこと

「吉田の日々赤裸々。2」を最初に手にして、まず感じたのは「あれ、分厚い」。

第1巻である「吉田の日々赤裸々。」が192ページに対して、「吉田の日々赤裸々。2」は256ページ。
2冊並べてみると、その厚さの違いがわかると思います。(私はブックカバーをつけようとした時に気づいた)

ちなみに第1巻は旧FFXIVから新生FFXIVへ「ゲームを作り直すお話」。
今回の第2巻には、新生以降の運営の話、「光のお父さん」「交響組曲エオルゼア」の裏話などを交えつつ、吉田P/Dの色々な考え方がまとまっています。
第1巻にあった新生にまつわる座談会のような特別企画もないし、それでページ数がこれだけ増えたのは、「どこまでの話数をコラムに収めるか」を考えたからだろうなぁと思います。そりゃ、大きな感動を生み出した「交響組曲エオルゼア」の話は、旬なうちに入れておきたいもんね…。

※「交響組曲エオルゼア」のイベントレポートはこちらで書いております。
「交響組曲エオルゼア」行ってきました

「メガネ進化論」

描き下ろしの「言葉」とか、グリーンライトプロセスなどのエンジニアにとって役立ちそうなお話なんかは、他の方が十分すぎるくらい触れていらっしゃるので、私は、「めがねや!」の中の人的にはここに触れない訳にはいかないよねぇ、というところから切り込むことにしました。

配信ではメガネを掛けていないことが多く、PLLなどで実機配信をやる時にかけているメガネはブルーの反射が見えていたため、「あれはブルーライトカットのPCメガネかな?」と思っていたので、ホントに目が悪かったのだということを、このコラムで初めて知ることになりました。

かくいう私はと言うと…。
実際にお会いしたプレイヤーのお友達には話したし、知ってる人も少なからずいると思いますが、まだ裸眼で日常生活が出来るくらいには普通に目がいいです。
メガネに関してはファッション、もしくはロールプレイの一環で着けていたりします。
(別にメガネのほうが植松さんに似るからとか、そういう話でもない)
あと、PCメガネも持っていて、これは単純に長時間パソコンに向かう仕事をしている関係上、どのくらい効果があるか試したかったから、というのが主な理由だったりします。
ただ最近、駅のLED電光掲示板が夜になると見づらくなってきた気がします…あ、それはたんなる疲れ目かしら…。

レーシックについては、成功して裸眼での楽しい生活を取り戻した例が、身近な友達にいるので、もし勇気が出るならやってみてほしいなと思いつつ、そうするとメガネをかけた吉田P/Dを見られなくなるから、今のままでいいかな、とも思ったりしました。

あと、目薬はちゃんとさすようにしないとさらに目が悪くなっちゃうかもしれないですよ…!

誤植と読みやすさの話

私、ブロガーのくせにいろいろと誤字脱字をしてしまう人ではあるのですが、逆に人の文章を読んでいると、間違いとかおかしなところとかが気になってしまう人なんです。

実は、「日々赤裸々。2」初版にも何箇所か誤植はあって、まぁ、単行本で誤植とかない方がおかしいよねぇ、と思いながら付箋を挟んでサイン会当日に「ここがね…違うんですよ」という話をして吉田P/Dと菊池さんが私の本を覗き込むように見る一幕もあったりしました。

※あとから確認したら別の方も誤植らしき箇所を見つけたようです。


まぁ、そういう「明らかな誤植」は次の版で修正されると思うので、パッチノートを…じゃなくて…「本がないよ!」とか「読んでみたいけど見当たらないよ!」という方を見かけたら、「重版されるらしいから今度また探してみて!」という風に情報を伝えていくのが良いと思われます。

ちなみに、電子書籍化はまだされてなくて予定も未定状態(サイン会の時に誰かが確認したようです)っぽいので、デジタル版で読みたい人は、AmazonからKindle化リクエストなどすると出版社に声が届くかも!?
(なんでそんな遠回りな要望の出し方をしているかというと、Kindleに電子書籍をまとめちゃってるからなんですけど…)

Kindle化リクエストを出したのでスクショをとっておきました(笑)


Amazonの書籍ページ、商品の説明欄あたりに「Kindle化リクエスト」って欄があるから、そこにあるリンクをクリックするだけだよ!

で、「おかしなところ」について。

私自身の文章でも、ぼちぼちおかしなところ満載だとは思うんですが、なんというか、文章を読んでいてどうにもひっかかる、ということが結構あるんですよ。
「この文脈おかしくない?」とか、「句読点が妙」とか、「この表現、私ならこう書くのになぁ」みたいな…。

ただ、「吉田の日々赤裸々。」「吉田の日々赤裸々。2」を通して、私は「おかしなところ」を感じることがなかったんですよね。
それは、吉田P/Dの書く文章自体が読みやすいからなんだろうなぁ、と思ったりしました。説明する内容に合わせて文体が変わったりしているのも、きっと読みやすさにつながっているんだと思いますが、多分本人はあまり意識しないで書いているんだろうなぁ…と感じたりもしています。
それこそが、吉田P/Dのスゴイところなんだよねぇ…。

未体験の世界を知る、ということ

この記事の最初の方でも触れましたが、「グリーンライトプロセス」や「タスクの細分化」、「見積もりの精度」の話がエンジニアから、果ては日常生活にまで応用が効くのではないかな、という話は、あるひゃさんが感想ブログで書いていた通り。

そういうところもあるけれど、実は、「未体験の世界」である「大規模ゲームの開発」という世界を知る本でもあるんだな、と感じたのが私の実感なのです。

私自身は、お仕事としては現場側の人間なので、携わってきたのはどちらかというと下流。上の方に行くには色々と足りないものが多かったので、たどり着くことは出来ていません。
大きな企業の中にいたら、なんとなく、それを感じてしまったのと、上と揉めてそのまま袂を分かつ、みたいなことを何度もやらかしながら生きております。

なので、大きな企業の上流にたどり着いているプロデューサーやディレクターという立場は未体験だし、出てくる話が新鮮に感じたりするのも当然の話なのだとは思います。
そもそも、「本」や「文章」というもの自体が、そういう類のものですしね。

…かと思えば「インターネットの今昔」みたいなすごく共感する話題があったりするのが、この本の楽しいところでもあったりするのですが。
※このへんの話をしだすと、インターネット以前のパソコン通信あたりの話までしちゃいそうなので、割愛します(笑)。


やっぱり触れたくなってしまった「言葉」の話

記事の最初の方でリンクを貼らせていただいた他の方のブログで必ず触れられていたのが、描き下ろしの「言葉」というコラム。
おそらく、この本を手にとって読んだ人たちが何かしらを想起させると思います。

そんな私が、この本で一番心にグサッときたのは、実はコラムそのものではなくて、そのあとのページ、「赤裸々なあとがきII」にある「一事が万事、継続は力なり」という、あとがきで吉田P/Dのお母さんに言われたという言葉。

いろいろなことがあって、時には無茶をして、突っ走るだけ突っ走ってあとを考えず、挙句の果てにすべてをぶっ壊してやり直す…みたいな生き方をしていた自分が恥ずかしくなりました。(まぁ…壊したくて壊したわけではないものも、たくさんあるのだけど…)
これを書いている今もまさに転機を迎えていて、未来もまだ見えないまま次へと向かう準備をしています。

一人暮らしを始めてからの友達は、ほとんど…というかすべてがネット(インターネット以外も含む)を通じて知り合った人たちです。
さらに、一人で活動するのが好きだし、なかなか人に頼み事をするのが苦手なので、いろんなことを一人で何とかしてしようとしまいます。
だから多分、私が普段どんな生き方をしてるかなんてことは、なかなか表には書いてませんでした。(そもそもリアルの話とか書きづらいしね…)
もしかしたら、そっと私が一人奮戦している様子を見てくれている人がいて、どうしたら良いのかを諭してくれるような人がいたら、もう少し、状況は変わっていたのかもしれません。

そんな自分が、「紅蓮のリベレーター カウントダウン」みたいな大きな企画を、複数人の仲間たちと行うことが出来たのは、今思うと不思議なことで。
それは、FF14で出会った人たちの影響を受けて、自分が思ったことを発信するようになり、信頼を得てきたからこそのことなのだろうと思います。
インターネットには良くないお話もたくさんあるけれど、それと同じかそれ以上に、楽しくてスゴイことも溢れんばかりにある。
だから、少なくとも、FF14のことに関しては、楽しくて面白い(面白かった)ことを、色々と発信していければいいなぁ、と改めて感じたのでした。

そして、ネットを通じて繋がった絆は、ある日突然途絶えたりする危険性もあるけれど、長く、時に太く大きなつながりになったりもすると思います。縁が切れてしまったというか遠ざかってしまった人もたくさんいるけれど、ふとしたきっかけで話ができる環境が出来てつながり直す、みたいなこともあったりします。
そんな、あやふやだけど大事な絆を大事にしながら、時に誰かの心に刺さってくれるような言葉を紡げる時が来たらいいな、と思いつつ、感想戦の締めとさせていただこうと思います。



無事、1巻、2巻ともにサインを頂けたけど、3巻が出た時にもちゃんとサインもらえるかな…?

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